屋台の刺繍

 

 


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 錺装飾を取り付け、屋台の最後の仕上げといえば刺繍である。屋台を飾る衣装には、幕、高欄掛、太鼓打ちが着る乗り子衣装、布団屋台では四隅に取り付ける飾り提灯がある。これらの刺繍は金糸、銀糸を並べて留め糸で縫い付ける技法で製作される。屋台の衣装に刺繍が施されるようになったのは江戸時代末期頃といわれ、明治から大正にかけて発展したといわれる。
 播州祭り屋台の刺繍は、龍や虎、合戦物などに登場する人物の表情を、力強く立体的に仕上げるのが特徴である。刺繍の工程は、まず、下絵を人物や動物の顔や胴体、腕などの各部分に細分化し、部品図として転写する。続いて、写し取った各部分の下絵を刺繍台に固定し、下絵の筋にコヨリを縫い付け、立体を出す部分は綿を縫い込んで膨らみを作る。これを肉盛りといい、これが終わると、その上に、金糸や色糸を一本ずつ留め糸で押さえながら縫い付けて製作する。作業は細心の注意と根気がいる仕事で、各部分の刺繍が終わると、これらを組み合わせ、幕や高欄掛の生地に縫い付けて完成となる。