正角(しょうすみ)

 

 


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正角(地/姫路市的形町・湊神社)

 

 正角(正隅)とは、斗組の外側にある彫刻のことで、斗組から隅木方面に伸びる隅肘木(すみひじき)や隅尾垂木(すみおだるき)に彫刻を施したのが正角彫刻の始まりといわれる。正角彫刻は、建築物の軒回りを守護するという考えから、力強い龍や虎、獏、唐獅子に牡丹、軒を支える力神などを彫刻し、左右相互で阿吽の配置となる。地区によっては、鶴や鳳凰、孔雀や山鵲などの花鳥物を施した精巧な籠彫り彫刻もあり、力強い神獣系とは異なった上品で繊細な作風が見どころである。斗組の肘木の先端に施された獅子や獏などの彫刻は肘木端といい、この部分に籠彫りを施した屋台も見られる。正角彫刻は、屋台の漆塗りと同時に斗組と共に金箔押しを施すのが一般的であるが、地区によっては白木のまま残している屋台も見られる。
 正角は、角(隅)を正すという字の如く、斗組の大斗から隅木下の屈曲部に至る斜め45度の傾斜に沿った形状が理想とされ、斗組の組み物と肘木端、正角彫刻が織りなす複雑ながらも調和のとれた芸術性が、屋台の軒廻りや斗廻りを華やかに演出し、この部分の善し悪しで屋台の質が決まるとも言われる。