漆塗り

 

 


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漆塗り
参考文献

■99/09/01開設
■07/08/17最終更新
■10/06/14文面修正
 


 



 



 

 

 神輿屋根型屋台は、神輿と同様に漆塗りによって仕上げられる。屋台の漆は棟、井筒、四本柱、高欄に塗られ、網干型屋台では泥台も塗りを施した屋台が多くある。井筒、四本柱は欅材の木目を生かして茶系の透明な透き漆で仕上げ、棟の垂木回りや天井、斗組、正角は金箔仕上げが多い。屋台は、屋内に置かれる仏壇や漆器とは異なり、太陽が照りつけ砂埃が舞う屋外に練り出すため、塗りの工程には仏壇などの塗りとは異なった屋台独自の技法がある。最も工程が複雑なのは、仕上がりが最重要とされる屋根面の漆塗りである。白木の屋根面は、厚さ数ミリの野地板と呼ばれる檜板を張り合わせただけで、このままでは塗りを施すことは出来ない。漆塗りの美しい仕上がりは、下地工程で、如何に堅牢で狂いが出ない滑らかな面を作るかが重要で、堅地と呼ばれる漆の下地を塗っては研ぎ出す工程を繰り返しながら、滑らかな塗り面を形成する。下地が完了すると塗りの工程に入るが、塗りの工程に入っても下塗り、中塗りを経て上塗りとなる。いずれも塗った漆が硬化すると炭を使って表面を研ぐ炭研ぎを行い、面を更に平滑に仕上げる。上塗りが完すると、最も目の細かい炭で研ぐ「ろ色研ぎ」を行い、最終の仕上げは、漆を塗った面に角粉と種油を付け手のひらで研ぐ「ろ色磨き」と呼ばれる工程を経て、格調高い深みのある漆の輝きが生み出される。
 


西濱屋台漆塗り完成納入(平成18年4月29日)